自然と気候、服装について
バンフは標高1,400mに位置し、周りを3,000m級の山々に囲まれた街です。
夏でも平均気温は20度前後と過ごしやすいですが、いったん天候が崩れると夏でも寒いと感じることもあります。また、朝の天気が良いからと言って薄着で観光に出発すると、1時間もしないうちに雨や雪になることもしばしば。山の天候は非常に変わりやすく1日の中でも春夏秋冬があかのように変化が激しいです。
ツアーに出発する際の服装はあらゆる天候に対応できる服装をおすすめしています。特に風や雨を防ぐことができるジャケットが1枚あると安心です。ロッキーの山岳地帯では夏でも日によってはジャケットが必要なほど冷え込むことがあります。春先(4,5月)、秋口(9,10月)には雪が降ることも珍しくありません。冬にはマイナス40度に達することもあります。。
また、寒さが一番厳しくなる1月や2月には、「シヌーク」と呼ばれる南西からの暖かい風がロッキーに流れ込むことがあります。「シヌーク」が起きると、短時間で気温がプラス台に転じることもあります
空気は年間を通して乾燥しています。夏の時期は汗をかきづらいので快適な一方で、知らないうちに脱水状態になることもあります。日本以上に水分補給を心がけるようにしましょう。また、乾燥による肌荒れ対策もお忘れなく。
日照時間は7月から9月までが非常に長く、最も長い時期では朝の6時から夜の10時ごろまで明るいです。1日を有効活用できるため、観光ツアー後にバンフ周辺や街を散策することも十分にできます。逆に冬の12月、1月は日照時間が非常に短く、午後3時には暗くなり始めます。
夏の服装 | 冬の服装 |
・重ね着できる服装 Tシャツ、フリース、薄手のジャケット(風雨対策)などの組み合わせ ・歩きやすい靴(軽いハイキングシューズや運動靴など) ロッキーは山の観光ですから多少なりとも山道を歩くこともあります。 ・サングラス、帽子(紫外線、日焼け対策) ・乾燥による肌荒れ対策(リップクリーム、ハンドクリームなど) ・虫除けスプレイー(蚊対策) | ・厚手のジャケット(ダウンジャケットなど) ・手袋、厚手の靴下 ・雪道でも滑りにくい靴(ウインターブーツなど) ・サンブラス、帽子(紫外線、日焼け対策) ・乾燥による肌荒れ対策(リップクリーム、ハンドクリームなど) |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
最高気温 | -7 | 0 | 3 | 8 | 14 | 18 | 22 | 21 | 16 | 10 | 1 | -5 |
最低気温 | -16 | -12 | -9 | -4 | 1 | 5 | 7 | 6 | 3 | -1 | -8 | -13 |
日の出 | 8:40 | 8:14 | 7:22 | 6:13 | 6:11 | 5:28 | 5:25 | 6:01 | 6:49 | 7:36 | 7:28 | 8:17 |
日の入 | 4:40 | 5:26 | 6:16 | 7:08 | 8:58 | 9:41 | 9:54 | 9:23 | 8:23 | 7:15 | 5:11 | 4:33 |
今日のバンフの天候と5日間予想 バンフ周辺の天気用方はあまり当てになりませんので参考までに。
飲料水
1日の観光ツアーに参加される際は1リットル以上の飲み水を持参することをお勧めします。ハイキングツアーの場合は2リットル程度は必要です。
バンフ周辺では水道水を飲むことができます。ミネラルウォーターをお店で買っても良いですが、ホテルなどでボトルに詰めて持ち運ぶと環境にも優しいです。
お店での支払いや現金?カード?
バンフに限らずカナダではクレジットカード利用が広く普及しており、現金を使う場面はほとんどありません。また、クレジットカードで支払う方が、日本円をカナダドルに換えて支払うよりも手数料が安い場合がほとんどです。カナダドルを現金で持ってくる場合も、(滞在日数にもよりますが)数百ドルもあれば十分です。
チップ
カナダではレストランやホテル、ツアーなど、サービス業では、料金を支払う際にチップを上乗せして払う文化があります。
レストラン | 料金の18%前後が一般的で、最低でも料金の15%を支払うのがマナーです。大人数で行った場合はレシートにチップが含まれた形で請求されるケースもあります。 |
ツアーガイド | 料金の10%前後、もしくはお一人様$20くらいが目安です。 |
タクシー | 料金の15%が最低ラインです。人数が多いときや荷物が多いときは多めに払いましょう。 |
ホテル | チェックアウト時にベッドへチップを置くことがありますが、基本は紙幣です(コインは使いません)。カナダの場合、$5紙幣が最小さい金額となります。 高級なホテルの場合はポーター(荷物を運ぶ係)にチップを渡すこともあります。 |
治安
カナダは先進国の中でも安全な国です。そのカナダの田舎町のバンフは夜でも十分安全にショッピングや散策を楽しむことができます。
ただし、地方から観光客を狙った盗人も来ていることも確かです。日本人は多額の現金をホテルに残して外出したり、持ち歩いたりすることで狙われがちですから現金の持ち歩きは最小限にとどめましょう。
飲酒について
アルコール類は酒屋(リカーショップ)でしか買うことができません。また、公園や道路などの公共の場所では飲むことは禁止されています。お酒はレストラン、もしくはホテルで楽しむようにしましょう。
禁煙マナーについて
建物中でん喫煙は全面的に禁止されています。また、バンフでは路上喫煙も禁止です。実質ほぼ吸えないと思って良いでしょう。
両替
バンフには1箇所だけ両替所があります。現金を使う場面はほとんどありませんが、日本円を両替する場合は1万円札を持っておきましょう。
ビジネス・アワー
バンフは観光地ですから週末も営業しています。営業時間は夏は10時ごろまで、冬は9時ごろまでと季節によって変わります。
バンフには24時間のコンビニはありませんがスーパーマーケットが朝8時から夜10時までと遅くまで営業しています。
消費税
バンフのあるアルバータ州の消費税は5%とカナダ最安です。
カナダには2つの消費税があり、カナダ全土で導入されている連邦消費税のGST(Goods and Servises)に州によって異なる州税が上乗せされます。バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州の消費税は合計で12%(州税7%)、ナイアガラのあるオンタリオ州では13%にもなります。せっかくお買い物するのであれば、消費税が最も安いバンフでお買い物をしましょう。